【新解釈】「思考は現実化する」は嘘?本当に現実化しているのは〇〇〇〇〇です!
こんにちは!マンガ思考カウンセラーの寺田彩乃です。
あなたはこんな言葉を聞いたことがありませんか?
思考は現実化する
そして、その言葉を信じて
- 「ポジティブシンキングにすればうまくいく」と思ってポジティブに物事を捉えてみたり
- 「私は〇〇になれる!」とアファメーションを唱えてみたり
- 「良い気分で居たら良い現実が引き寄せられる!」と考えて、自分の好きなことをやってみたりして
でも、うまくいかず、
「思考は全然現実化しないじゃないか!」
「思考は現実化するなんて嘘だ!」
と感じたりしていませんか?
私が思うに、この
「思考は現実化する」
という言葉は、少しわかりにくい言葉かもしれないなと感じます。
マンガ思考カウンセラーである私が、マンガ思考的に解説をするならば、
現実化するのは「世界観設定」です。
人は自分の「世界観」を「現実」と呼んでいる
世界観設定とは、「この世界とはこういうものである」という定義です。
人は皆、自分の持っている「世界観設定」を通して、世界を見ています。
もっと言うと、「自分の世界観設定を通した世界」しか、見ること(認識すること)ができません。
「世界観設定」をモノに例えてみましょう。
型ハメのおもちゃを思い浮かべてください。
「世界観設定」とは、型ハメのおもちゃのようなものです。
私たちの脳は、
私たちの身の回りの情報を集めて、
自分の脳の中にある世界観設定という「型」に情報を通して、
自分の持っている型のうち何に当たるか?でその情報の意味を認識します。
例えば、日本人である私たちの世界観設定の中には、
「二本の細い棒」=「箸」
という設定(型)があります。
しかし、箸を知らない人の脳にはその設定(型)がありません。
そうなると、箸を見ても
「二本の細い棒」=「細めの(小さい)ドラムスティック」
という別の世界観設定(型)を通して認識されたり、
世界観設定(型)で認識されないことで
在るのにないと判断されたり(ゴミだと思われたり、存在に気づかなかったり)、
といったことが起こります。
世界観がないと、世界を認識できない
世界観設定という「型」がなければ、
私たちは「世界」を「認識」することができません。
それはつまり、
「世界観設定」という型を使って、脳内で創られたものが現実である、ということです。
そして、「思考」も同じく、「世界観設定」という型を使って、脳内で創られたものなのです。
思考が現実化するのではありません。
思考も現実も世界観を基に「頭の中で創造されている」のです。
しかし、多くの人が、このことを知りません。
世界観設定が現実化していることを知りませんし、
自分の世界観設定で見た現実とは全く別の現実が存在することを知りません。
うまくいかない人が持つべき「〇〇視点」
キャラは自分の生きている世界から出ることができない
マンガのキャラクターを思い浮かべてください。
基本的には、マンガのキャラクターは、作品の世界観から抜け出すことはできません。
作品の世界観の設定の中で、考え・行動しています。
それと同じように、多くの人が、「キャラクターの視点」で、
自分の世界観設定の中で、自分の行動を変えることで、ストーリーを描こうとしています。
しかし、「頑張っても、頑張っても、うまくいくストーリーにならない」という悩みを抱える人がいます。
なぜ、頑張っても頑張ってもうまくいかないのか?
それは、
うまくいかない人は、「うまくいかない世界観」の中で生きているからです。
全ての情報を「うまくいかない世界」の型にはめて、認識しているということです。
しかし、その人自身はそれに気付いていません。
なぜなら、世界観=その人にとっての当たり前であり、真実だから。
それを疑うことがないからです。
そこで有効なのが、「作者視点」で「自分というキャラが生きている世界」を外側から見ることです。
この世界はつくりものである
「作者視点」を持つ、と決めるだけで、
あなたの世界観の一番根っこの世界観が180度変わります。
それは「世界はあらかじめ用意された舞台である」という世界観から、
「世界は自分で自由に創り変えることができる」という世界観への転換です。