アダルトチルドレン・愛着障害・HSP…それらの言葉を「呪い」にしないために大切な視点の持ち方

前回の記事では、

• アダルトチルドレン
• HSP
• 愛着障害
• 発達障害
• 毒親育ち

などの「生きづらさ」を理解するために有用な言葉は、

時に自分を縛る「呪い」の言葉になる危険性があることをお伝えしました。

本日は、これらの言葉を「呪いの言葉」にしないために必要な

視点の持ち方について、お話しさせていただきます。

「ズームイン」「ズームアウト」の二つの視点を持とう

自分に「呪い」をかけないために必要な視点の持ち方。

それは「ズームイン」「ズームアウト」の二つの視点をバランス良く持つことです。

ズームイン：自分の「一部」にフォーカスを当て観察する
ズームアウト：自分の「全体」を眺める

この二つの視点をバランスよく持つことで、

自分に「呪い」をかけることを回避することができます。

（既に呪いをかけてしまっている人も、それを解くことができます）

「ズームイン」視点に偏ると、「救いの言葉」が「呪いの言葉」になる

「呪い」にかかっている状態を一言で表すと、

木を見て森を見ず

と言えます。

「ズームイン」の視点でしか自分を見れていないということです。

本来、人のアイデンティティ、その人らしさを構成しているのは

その人の中の様々な要素です。

ですが、

• アダルトチルドレン
• HSP
• 愛着障害
• 発達障害
• パーソナリティ障害
• 自己肯定感が低い
• 毒親育ち

という定義を知った少なくない人が、

これらの言葉をそのまま自分のアイデンティティにしてしまうのです。

「私は、アダルトチルドレンだから、、、。」
「私はHSPだから、、、。」

と。

この状態にハマってしまうと、

その人が本来持っていた

「生きづらさ」以外の要素がどんどん見えなくなっていくのです。

私自身、アダルトチルドレンであることが自分のアイデンティティになってしまったことで、

10年以上苦しむことになりました。

ズームアウトの視点を持とう

そこで必要になってくるのが、自分の全体を見る「ズームアウト」の視点です。

「アダルトチルドレン」「HSP」だけでない、

自分の「様々な面」を見つけ、「全体」を把握することが必要なのです。

「ズームイン」すること自体が悪いわけではない

もちろん、「ズームイン」の視点は必要ない、ということではありません。

自分の弱み・強みを理解する上で、この「ズームイン」の視点は欠かせません。

自分に「HSPの特性がある」と知っているからこそ、

HSPの特性にあった方法を見つけようと考えたり、行動したりすることができます。

大切なのは、

「視点を固定しない」
「二つの視点をバランス良く持つ」

ということです。

ズームアウトの視点を持てるようになるには？

自分の全体を見る「ズームアウト」の視点を持つために効果的な方法が一つあります。

それは、「自分全体」を丸ごと包み込んで定義する新しい「言葉」を持つことです。

私はこれを「キャラクターコンセプト」と呼んでいます。

このような、自分全体を一言で表す

オリジナルの「キャラクターコンセプト」を持てるようになると、

「生きづらさを表す名詞」を

自分のアイデンティティのあくまでも「一部」だと認識しやすくなります。

「キャラクターコンセプト」を持てるようになるとこう変わる

私自身は、「生きやすい世界を作るクリエイター」という

キャラクターコンセプトを見つけました。

その結果、自分にかけていた呪いが解け、

自分の弱い部分、強い部分含めて全てを受容し、活かせるようになりました。

その結果、下記の変化が起こりました。

このような変化が起こったのは私だけではありません。

私のクライアントも、同じように変化が起こり、

生きづらさを解消し、自分らしい人生を歩むことができるようになっていっています。

• 1年間のカウンセリングで、死にたいほどメンタルが病んでいた人が元気になり、会社を辞めて好きな仕事で独立
• カウンセリング開始３ヶ月で恋人ができ、1年で結婚。さらに、自分の夢だった全国を飛び回る仕事もできるようになる
• 3ヶ月のプログラムとカウンセリングを受講後、夫にストレスをぶつけてしまう癖がなくなり、夫婦関係が改善。人間関係の不安も解消され、上手に人を頼れるようになる
• 4ヶ月のプログラムを受講後、人間関係のモヤモヤが解消され、感情のコントロールがうまくできるように。その後1年以上経ってもリバウンドや後戻りなし。チームを作りリーダーとして活躍。

「キャラクターコンセプト」を見つけるには？

キャラクターコンセプトを見つけるには、自分の

• 経験
• 特性
• 世界観
• 指向

を知ることが必要です。

まとめ