私がアダルトチルドレン・愛着障害を克服した非常識な方法
こんにちは!
マンガ思考®︎カウンセラーの寺田彩乃です!
マンガ思考とは?
マンガの創作ノウハウを使うことで、漫画家が自分の描きたいストーリーを描くのと同じように、自分の人生のストーリーを自由自在に創作することができるようになる思考法です。
「アダルトチルドレン」や、「愛着障害」でお悩みの方が、日本には多くいらっしゃいます。
どれくらい多いかというと、
「アダルトチルドレン」は月間40,500回
「愛着障害」は月間49,500回
Googleで検索されているくらい多いです。
この記事を読んでくださっているあなたも、
きっとそのキーワードで調べて、
ここにたどり着いてくださったのではないでしょうか。
今日のブログでは、そんな多くの人の
生きづらさの原因となっている
アダルトチルドレン・愛着障害の非常識な克服方法をお伝えします。
アダルトチルドレン・愛着障害の原因は?
多くの方が、
アダルトチルドレン・愛着障害の生きづらさを抱えてしまった原因は
自分の親にあると思っています。
多くの専門書にもそのように書かれています。
また、ご自身の体験、つまり記憶としても
「自分は非常に大きな問題のある親に育てられた!」
そう確信していると思います。
私も、そうでした。
15歳頃から親との関係性が悪くなり始めてメンタルを患い、
18歳の頃には「親が死ねば良いのに」と思うくらいには親との仲が悪かったです。
そして19歳で家を出て、そこからしばらくずっと、実家とは疎遠な生活をしていました。
親との関係がうまくいかないだけでなく、
仕事でも、恋愛でもトラブル続きで、
「親にあんな育てられ方をしたから、私は人間不信になったし、自己肯定感も低く育ってしまったんだ」
「あんな育てられ方をしなければ、今頃もっと幸せだったはずなのに」
と思い、ずっと親を恨んでいました。
そこから、アダルトチルドレン や愛着障害を克服するために
いろんな本を読んだり、
カウンセリングを受けたりしましたが
なぜか良くなるどころか悪化。
年々、親への恨みが強くなり、
この世に生きるのがつらくなっていきました。
そして、様々な試行錯誤の末、
自分で独自のメンタルケア方法を編み出し、
34歳の今、アダルトチルドレン・愛着障害を完全に克服しています。
アダルトチルドレン・愛着障害を完全に克服した今になって思うことは、
自分の生きづらさの原因は、親ではなかった。
ということです。
事実、私は親に対して何ら働きかけることはせずに、
アダルトチルドレン・愛着障害の生きづらさを克服しました。
本当の生きづらさの原因
では、本当の原因はなんだったのか?
それは、私の「世界観」。
世界観とは、「世界とはこういうものである」という、自分の世界の見方のことです。
例えば、マンガで言うと、
セーラームーンの世界観とドラゴンボールの世界観は全く異なります。
世界観が変わると、そこに登場するキャラクターも、ストーリーも変わります。
このように、世界観が、人の行動や思考に大きく影響しているのです。
私の生きづらさの原因は、
どんな世界観だったのか?
ヒントとして、私が過去好きだったマンガを挙げましょう。
この作品から、どんな世界観を持っていたことが分かるでしょうか。
好きだったマンガ
- 神風怪盗ジャンヌ
- ガラスの仮面
- ライフ
過去の私の世界観。
それは、
「この世界ではかわいそうな状況で健気に頑張っている人が愛される」
という世界観でした。
この世界観を前提に生きていたため、
無意識のうちに、自分が人から
「かわいそうに」「こんな辛い経験をしても健気に頑張っている」
と思ってもらえるような選択を自らしてしまっていたのです。
怖いのは、この「世界観」の種は言葉が話せないくらい小さい頃から根付いていたため、
自分ではそんな世界観を持っていることに気づくことさえなかったという点です。
世界観の種を撒いたのは誰?
世界観の種は、小さい頃に根付く。
だとしたら、やはり親が原因なのでは?
と思われるかもしれません。
しかし、そうとは言えないのです。
なぜなら、小さい頃というのは、
ちょっとした出来事を大きく感じるからです。
例として、長男・長女の方に多いケースをご紹介しましょう。
長男・長女に多い「世界観構築」のパターン
弟や妹が生まれた時、
親は必然的に、何もできない新生児の弟、妹の世話がどうしても優先になります。
そうしないと、生まれたばかりの赤ちゃんは死んでしまうからです。
自分よりも小さくて、泣くだけしかできない、弟や妹。
そんな「弱い」存在を、一生懸命お世話する母親、父親。
両親は、前までは自分だけのものだったのに、
自分よりも弱い存在が、それを奪った。
自分がしっかりすればするほど、親が自分のことを構わなくなる。
このような体験を経て、
「そうか、弱い方が、人に愛される(大切にしてもらえる)んだ」
という世界観が生まれる、、、。
このように、親にも避けようのない、誰しもが体験することがある出来事や
大人目線であれば「なんでそんなことで!」と思うような些細な出来事から、
自分を生きづらくしてしまう世界観が生まれる場合があるのです。
記憶は世界観によって「選別」されている
「確かに、親に大きな過失があったわけではない人もいるかもしれないけど、私は違う!そんなのと同じにしないでくれ!ほんっとうに、心底ひどい親だったんだから!」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、あなたの「記憶」は全て、あなたの「世界観」が作り出したもの。
そのため、その記憶自体がかなり偏っている可能性があるのです。
試しに、あなたがあなたの親にどれくらいひどいことをされたか、思い出してみてください。
そして全てを書き出してみてください。
このワークをすると、大抵の人は、かかっても24時間もあれば書ききれます。
さて、あなたがもし25歳だと仮定します。
25歳になるまでに親と一緒に過ごした時間を
赤ちゃんの頃:24時間×365日×1年=8,760時間
子どもの頃:6時間×365日×19年=41,610時間
と仮定しましょう。
全部で50,370時間です。
50,370時間のうち、24時間とはどれくらいのものでしょうか?
なんとたったの
0.4%です。
あなたは、親と過ごした中でのたった0.4%の記憶を元に
親を「毒親」「ひどい親」だと認識している、
と言えます。
さて、これで本当にあなたの親はひどい親だったと言えるのでしょうか。
人は0.001%の情報しか処理できない
あなたの記憶の中の親と、実際の親が実は全く違うかもしれない理由はもう一つあります。
人は、自分の身の回りで起こっている情報の0.001%しか処理できないのです。
人が一秒間の間に処理できる情報量が126Bitsなのに対し、
一秒間に身の回りに起きている情報量が11,000,000 Bits。
では何を基準にして、人は11,000,000Bitsの中から126Bitsの情報を選んでいるのか?
それが、あなたの「世界観」なのです。
あなたの世界観にそぐわない、99.999%の情報は捨てられているのです。
なぜ人は被害者という立場を捨てられないのか?
おそらくここまでの話を聞いても、
「いや、私の親は確かにひどい親だった」と思いたい人が多いはずです。
なぜなのでしょうか?
ひどい親なんか居なかった、というのは喜ぶべきことなはずなのに。
それは、
「ひどい親は居なかった」のだとすると、困ることが出てくるからです。
今までに、「私はひどい親に育てられたから、こうなっても仕方なかったのだ」と思って、
許容してきた自分の過去の行動や発言、そして現在の状況に、
言い訳を出来なくなってしまうからです。
親のせいではなかったのであれば、
誰のせいにも出来なくなります。
そうなると、誰かに向かっていた「断罪」の矢印が自分に向かってくるのです。
そうなることに、耐えられないのです。
「責める」以外の選択肢を持てば良い
そんな時に大切なのが、自分を責めないことです。
しかし、親を責め続けてきたということは、
今まで「誰かを責める」思考がかなり習慣化しているということ。
マンガ思考的に言うと
人を責めるキャラが心の中でかなり大きな影響力を持っている状態です。
一朝一夕では、この状態を変えることはできません。
しかし、それでも、
本当に、心から生きづらさを解消したいのであれば
その状況を打破する方法はあります。
アダルトチルドレン・愛着障害を克服する非常識な方法
それが、心の中に「新しい世界観を持っているキャラクター」を増やし、
そのキャラクターに毎日メッセージをもらうのをイメージするという方法です。
これを、マンガ思考では
マンガファメーション(マンガ+アファメーションの造語)
と呼んでいます^^
私の場合、まず最初に、
- 「全ての過ちは成長の過程として必要である」という世界観を持つキャラクター
- 「一度も間違わない人はいない」という世界観を持つキャラクター
- 「愛とは受容することである」という世界観を持つキャラクター
を取り入れ、
毎朝毎晩、このキャラクターに言葉がけをしてもらいました。
そうすることで、自分の加害性やずるさを受容することができるようになったのです。
そしてその次に、
- 「人生のストーリーは自分で自由に創り変えることができる」という世界観を持つキャラクター
- 「人は皆生きる強さを持っている」という世界観を持つキャラクター
- 「愛とは人を成長させることである」という世界観を持つキャラクター
- 「人はそれぞれに形は違えど愛を持っている」という世界観を持つキャラクター
など新しいキャラクターもどんどん取り入れ、
マンガファメーションを継続しました。
それにより、どんどん自分の世界観を変えていったのです。
それにより、アダルトチルドレン・愛着障害を完全に克服することができました。
そして、親には全く働きかけていないにもかかわらず、
親の私に対する態度や行動が全く変わってしまいました。
さらに、「変えられない」と思っていた過去も変わってしまったのです!
親が自分に与えてくれた愛を、たくさん思い出すようになったのです。
このような大きな変化が起こったのは、
私の世界観が変わったことで、
私の脳が取り入れる0.001%の情報が変わったから。
変わったのは、親との関係性だけではありません。
私を取り巻く全てが変わりました。
仕事でも恋愛でもそれ以外の交友関係でも
自分が被害者になることがなくなったのです。
一見、まるで遊びのような方法なのですが、
これが魔法のように、人生を変える方法なのです。
自分にはどんなマンガファメーションが必要なのか?
この度、自分がどんな世界観を持っているのか?
その方の好きな「マンガ」のキャラクター・シーンから
読み解くワークショップを開催します。
「自分の世界観がどのように自分の人生に影響を与えているのか知りたい」
「自分にとって必要なマンガファメーションを知りたい」
そう思ってくださった方は、ぜひご参加くださいませ!