「自分にはできない」という思い込みを持ってしまう理由
こんにちは!
マンガ思考カウンセラーの寺田彩乃です
こんなことでお困りではありませんか?
- やりたいことがあるのに行動できない
- 何をするにも自信が持てない
- ついやるべきことを後回しにしてしまう
- 心からやりたいと思える目標が見つからない
- あと少しというところでいつも諦めてしまう
- 何かをとことん極めることができない
今まで、カウンセリングやワークショップで、
上記のような悩みを持ってらっしゃる方々が多くいらっしゃいました。
これらの悩みの原因になっているのが、
「自分にはできない」という思い込みです。
人はなぜ、「自分にはできない」と思うようになったのでしょうか?
その理由について、多くの人が、
- 自己肯定感が低いからだ
- 親に褒めてもらえなかったからだ
- 成功体験がなかったからだ
- 自分には本当に能力がないのだからそう思っても仕方ない
と思っています。
しかし、実はそうではないのです。
もっと違うところに、理由があるのです。
これを知ると、あなたは
「今までの私って、ものすごく自分のパワーを押さえ込んでいたんだ!」
ということが分かります^^
その理由が何なのか、知りたいですか?
知りたいですよね。
でも、おそらくその理由を言われても、
あなたはそれを否定したくなるはずです。
その理由とは、、、
「自分にはできない」方が得だから
どうでしょう。
この理由をきいて、「そんなわけない!」と思ったのではないでしょうか。
しかし、多くの場合、これが理由です。
「自分にはできない」と思いたいから、
その方が都合が良いから、そう思っているのです。
これを分かりやすくするために、
まずは私たちの「心の中」をキャラクター化してみましょう。
私たちの心の中には、様々なキャラクターがいると考えてください。
0歳〜おじいさん、おばあさんまで、様々なキャラクターがいます。
これらは、あなたが今までに出会ってきた様々な人たち(フィクション、現実世界問わず)を
心の中に内在化した(真似して取り込んだ)ものです。
これをインナー・キャラクターと言います。
私たちの心には、生まれたばかりの時は「快」と「不快」しかありません。
そこから、自分の周りにいる人たちを内在化することで、
自分の心の様々なバリエーションを作り、豊かに育てていくのです。
そして、内在化したタイミングが古いものほど、
居るのがあたり前=居ることを忘れています。
普段は意識することがありません。
私たちが普段「私はこう考えている」と思っている内容は、
「新しめのキャラ」が考えていることです。
さて、ここで、とある女の子のお話をご紹介します。
あるところに、3歳の女の子のんちゃんがいました。
のんちゃんには、最近弟が生まれました。
今まではのんちゃんにつきっきりだったお母さんは、
弟につきっきりで、かまってくれません。
そして、「もうお姉ちゃんなんだから、自分でできるよね!」と言って、
いろんなことを1人でしないといけなくなりました。
のんちゃんは両親が自分にかまってくれなくなったことにショックを受けます。
あんなに自分1人を大事にしてくれていた両親を、弟に取られたように感じました。
そして、何もできずに泣くだけの弟に必死になる親を見て、
「何もできない子は、パパとママにあんなに大事にしてもらえるんだ」
とまで言語化はできませんが、
なんとなく、「できない子」の方が得と感じました。
そこで、のんちゃんは、
「こう振る舞えば得をする」という行動モデルとして、
「0歳の弟」を自分の心の中に内在化しました。
インナーキャラクター「できないモン」爆誕の瞬間です。
その後、のんちゃんがこの「できないモン」を使って
「できない!」と主張してやらないでいたり、激しく泣いたりすると、
周りの大人が代わりにやってくれたり、かまってくれたりしました。
「おお、やっぱりこれってお得ね!」と。
しばしのんちゃんは、自分の欲求を通すために
「できないモン」を活用するようになったのでした。
めでたしめでたし、、、、、?^^;
どんなタイミングで、どんな出来事がきっかけで、
「できないモン」が生まれたか?
それは人それぞれに異なりますが、
この「できないモン」が、大人になっても
「自分には何もできないもん!」と
「できないように」阻止しようとするのです。
それが、「自分にならできるとは心から思えない」と感じる理由なのですね。
私は、自分の心の中にこの「できないモン」が居ることに気付いた時、
それはそれは衝撃を受けました笑
(ちなみに先ほどお話しした3歳ののんちゃん=寺田のことです)
だって、自分では自分のことを「自立心旺盛なタイプ」と思い込んでいたからです!
でも、この「できないモン」が居ることに気付いたことで、
今まで自分でも理解できなかった自分の不可解な行動や感情が
全て「だからかあああああああ!」と理解できました。
「できないモン」が自分の中に居るんだな〜というのを自覚するだけでも、
びっくりするくらい、「自分にはできない」という思い込みが弱まっていきます◎
次回のブログでは、「一刻も早く、できないモンをどうにかしたい!」という方のために、
「できないモン」が姿を消してしまう方法をお伝えします♪
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