なぜ経営者に「カウンセリング」が必要なのか?

のらっち

こんにちは!
マンガ思考カウンセラーの寺田彩乃です!

私はカウンセラーになる前、

10年ほど、デザイナー兼マーケターとして働いたのですが、

仕事で100名以上の様々な経営者さんに出会う中で、

「あること」を確信しました。

それは、

経営者の方には
「カウンセリング」が必要だ

ということ。

「コーチング」「コンサルティング」

を受けている経営者さんは多いですが、

「カウンセリング」を受けている方は非常に少ないと感じています。

しかし、経営者の方には、コーチングやコンサルティングの前に、

まず「カウンセリング」が必要です。

でないと、誤った選択をしてしまいかねないからです。

目次

経営者に必須の「自己一致性」

経営者には高い「自己一致性」が求められます。

自己一致性とは、「自分が認識している自分」と「現実(ありのまま)の自分」が同じであること。

自己一致性が低い場合、

  • 社員がついてこない、社員が病む
  • 短期では売上が上げられても、長期的に継続できない
  • 経営者のメンタルが病む

といった問題が起こることが多くなります。

なぜなら、自己一致性が低いと、

  • 言っていることとやっていることが違ったり、指針がブレることで、周りの信頼をなくす
  • 思考が行動に紐づかないため目標を立ててもそれを達成できない
  • 経営者自身が自分の行動や決定が矛盾していると感じたり、自分自身について混乱を抱え、そのような状態が続くことでストレスや不安、自己否定感が高まってしまう

といった状況に陥るからです。

そして、自己一致性が低下することの恐ろしいところは、

自己一致性が低くなると、

自分自身では、上記のような状態になっていることにすら気付けなくなるという点です。

〇〇型の経営者は要注意

このような深刻な状況になりやすい経営者のタイプがあります。

それは、「天才型」の経営者さん。

天才的に商売の才能があったために、

経営を始めて早い段階で、高い成果が出てしまうタイプです。

上記は一見良さそうに見えますが、

もし自己一致性が低い状態のまま、

売上がいきなりドーンと立ってしまうと、

自分の行動やメンタルについて内省する動機が生まれません。

そのため、自己一致性が低いまま、

それに気づくことなくどんどん事業規模を拡大し、

とんでもなくリスクが高い状況下で、

自己一致性が低いことによる「トラブル」を起こすことになります。

対して、

商売の勘がそこまで高くない経営者さんは、

ビジネスが上手くいかないことで、

自然と自分の行動やメンタルについて、省みる機会を持つことができます。

そして、売上や利益が少ない頃というのは、

問題を起こしてもリスクが少ないですから、

リスクが低いタイミングで色々な問題に遭遇することで、

少しずつ、自己一致性を高めながら、ビジネスも成長させていくことができます。

ビジネスの成長と、自分自身の成長が、一緒に進んでいくのですね。

経営の神様と言われる人は自己一致性の高さがずば抜けている

ちなみに、商売の勘がそんなに良くないのに

物凄いスピードで成果を出す人もいます。

「自己一致性」がめちゃくちゃ高いから、

自分を成長させるPDCAを回すスピードが速い、

というタイプです。

いわゆる「秀才型」ですね。

こういう人は、自己一致性が非常に高いため、

人から厚い信頼を得ることができます。

そのため、優秀な人が周りに集まりやすいです。

こういう方は、周りから見ると

「神様」に見えます。

「経営の神様」

と言われるのは、こういう人たちです。

▼参考記事

自己不一致を起こす理由とは?

自己一致性がなぜ低くなるか(自己不一致を起こすのか)というと、

自分の弱い部分や、ダメな部分、恥ずかしい部分を、受け入れることができないから。

そして、なぜ受け入れることができないのかというと、

その人自身が、自分自身に「母性的な愛」を持てていないからです。

ビジネスにおける成果主義の世界では、

どうしても「父性」が優勢になってしまうからです。

これは経営者の方が悪いわけではありません

学校や社会で学ぶ「勉強」や「ビジネススキル」の中に、

「母性的な愛を育む方法」が入っていないのですから当然です。

自己一致性を高めるためには?

そこで、カウンセリングが必要になります。

ビジネスでよく用いられている

コーチングやコンサルティングは、父性的なものです。

現時点での自分や会社を「評価」し、より「成長」するための解決策を考えます。

それに対して、

カウンセリングは、母性的なものです。

カウンセリングは、「目標達成」や「ビジネスの成功」を目的に行われません

クライアントの感情や思考の「評価」をせず、全て否定せずに受け入れ、受容します

コーチングやコンサルティングが効いてくるのは、

この「受け入れる」のステップの後です。

父性の前に、母性が必要なのです。

これは、人が成長する時に必ず必要な順番です。

なぜか?

人は、「自分を受け入れてくれた人」を心から信頼し、

心から信頼するからこそ、その人の言う言葉が自分の中にスッと入ってくるからです。

これは部下や生徒を育てる時にも必要な考え方になります。

コーチやコンサルタントで、「クライアントの成果がなかなか出ない」という時は、母性的な支援が必要な段階だということです。

自己不一致が起こっている経営者が問題を抱えるのは、

母性的支援のスキルが欠けていることにより、

周りの人に対しても父性的支援しかできないことも原因になっています。

経営者の方が安心して弱みを見せられる安全基地を作りたい

私が、カウンセリングを始めた経緯として、

自分自身がメンタル不調を経験したから、

同じ思いをする人を減らしたい。

と思ったことは、一番大きな理由ですが、

それともう一つ、

経営者さんたちが、もっと生きやすくなれば良いのにな。」

と思ったからというのもあります。

私はいわゆるHSP的特性があり、

人の心の動きをすごく感じてしまいます。

今までに出会ってきた経営者さんたちと話す中で、

みんな、孤独や不安、恐怖心などを持ちながら、

それを周りに感じさせないために、

本当に必死に頑張ってらっしゃるのを感じていました。

そんな方々が弱みを見せられる場所があれば良いのにと。

もしこの記事を読んで

カウンセリングを受けてみようかな、と思ってくださいましたら

一度、お試しカウンセリングにご参加ください。

カウンセラーには守秘義務がございますので、

カウンセリングでお話しいただいたことは決して外部には漏れません。

「経営者」「ビジネスマン」という肩書を外し、

安心して話せる場所がここにはあります。

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