本当に「自分を満たす」ために大切なこと

ラッチ

こんにちは!マンガ思考コーチの寺田彩乃です

昨日は、毎週1回開催しているマンガ思考講座の修了者さん向けの「シェア会」でした。

シェア会では、参加者の皆さんに、マンガ思考の実践と振り返りをシェアしてもらっています。

シェア会の中でとても大切な話が出たので、ブログにも書こうかなと思います。

目次

自己犠牲は良くないよね、、

最近、「自己犠牲をやめよう!」ということを言われるようになりました。

「他人ばかりを優先して自分のことを後回しにしてしまうのはよくないよね〜」と。

「他人を大切にするためには、まずは自分を満たして幸せにする必要がある」

という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

この言葉、実は受け取り方を間違えると、悪循環に陥ります。

「自分を満たそう」とする前に大切なこと

「自分を満たす」とはどういうことなのでしょうか。

多くの人が、「自分にとって心地良い状態をつくること」と認識しています。

そして、そのために

  • 素敵だなと思うモノで周りを囲む
  • やりたいコトをやる
  • 好きな人と時間を過ごす

ということをやろうとします。

上記自体は、とても良いことです。

ただし、そこには

「自分の弱い部分をありのまま受け入れて許せていれば」という条件が付きます。

許せないままで「自分を満たす」何かを探すと、、

自分の弱い部分を許せていない状態で

モノを集めたり
何か行動したり
人と接しようとしても

それは「ダメな自分」に対する「罪悪感」「欠乏感」から目を逸らすためのものになってしまうことが多いのです。

この場合、健全に何かを楽しむことが難しくなります。

買い物依存やアルコール依存、ゲーム依存、恋愛依存などの依存症は、こうして始まります。

許せば感謝が生まれ、許せなければ罪悪感が生まれる

自分の弱さを許せると、、、

自分がいかに色んな人・モノ・仕組みに支えられているのかを直視することができるようになります。

そして、自分の弱さを受け止めてくれている世界に対して、自然と感謝の気持ちが生まれます。

感謝の気持ちがあると、自然と自分も誰かの弱さを支えたいと思うようになり、他人に貢献できるようになります。

そこには、感謝の循環が生まれます。

自分の弱さを許せないと、、、

「自分がいかに完璧であるか?」を証明しようとします

「ダメな自分」「不完全な自分」は存在してはいけないからです。

しかし、誰の、何の力も借りず、欠点も失敗も何一つない人間というのは、いません。

そこで罪悪感や恥が生まれます

どうにかそれを埋め合わせなければと自分の「存在意義」を誇示する行動をとるようになります

そこには感謝の循環はありません。

空いた穴を埋める繰り返しになり、

埋めきれない穴に怯えて暮らすことになります。

どんなに頑張っても満たされない状態が続きます。

弱さを許してくれる人の周りに、人は集まる

自分の弱みを受け入れられるほど、他人の弱みも受け入れられるようになります。

そうすると、人からも好かれるようになります。

人は、自分の強みだけを評価する人のことは心の奥底からは信じられません。

自分の状況が変われば、離れていくのだろう、とどこかで思っています。

人が心から信じられると思うのは、自分の強さも弱さも、両方を受け入れてくれる人です。

しかし、弱さを見せることは難しい

なぜなら、今の社会では、「弱さを見せられる」というのは「特権」になってしまっているからです。

優れている、成功者であると社会的に評価されている人

そういう人は、「失敗」「弱み」を見せても受け入れてもらえます。

「親近感が湧く」「共感する」と言ってもらえます。

しかし、そうではない人がそれを見せても、受け入れられません。

なんならそれを利用されて、搾取されてしまうことだってあります。

「安全地帯」をつくる

「弱みを見せられる安全基地」を、用意することが必要です。

自分自身でその「安全基地」を心の中に生み出す方法をお伝えしているのが、マンガ思考でやっていることです。

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