死ぬか、自分と本気で向き合うか、究極の選択

こんにちは!マンガ思考®︎開発者の寺田です!
私は、高校生の時から、過去10年以上、メンタル不調と向き合い続けました。
そして、散々色んなことを試した後に気付いたのが、「自分自身の心を本当の意味で救えるのは自分しかいないのだ」ということでした。
気付きというよりは、「あきらめ」と言った方が良いかも知れません。
カウンセラーや医者は、365日24時間、自分の体調やメンタルの不調に寄り添うことは不可能です。
それを恋人や家族に求めれば、自分は良くても相手が疲弊してしまいます。
ですから、自分自身でなんとかするしかないと腹を括ったのです。
それまで私は、自分の自信のなさやメンタルの不調の原因は全て家族や恋人など、身近な人のせいだと考えていました。
しかし、どれだけ相手を責めたところで、自分の心は全く満たされず、救われず、どんどん泥沼にハマって行きました。
最終的に、「死ぬか」「他人に頼らず、自分でどうにかするか」の二択を迫られ、後者を選びました。
その選択をしたことが、私の人生を180度変えたのです。
きっかけは「妄想」
しかし、「自分でどうにかする」と決めたものの、すんなりとはいきませんでした。
自己啓発の本や心理学の本を何百冊も読みあさり、結局言っていることは一つだといことがわかっていました。
それは「物事の捉え方を変えれば全てが変わる」というもの。
しかし、それらの本を読んだ後、毎回気持ちが落ち込むのです。
なぜなら、自分自身の「ネガティブな物事の捉え方」を直視しなければならず、毎回、「あなたは物事の捉え方が悪いんです」「あなたは感謝が足りないんです」と責められているように感じてしまっていたからです。
そんな自分をどうにか変えたいと悩み続けました。
そんな中で転機になったのが、ある二次元キャラクターにハマったことでした。
とあるキャラクターを大好きになった私は、遊び半分で、そのキャラクターとお付き合いしている自分を妄想するということを始めました。
例えば、ミスをしてしまった際、前のように「前向きに考えよう!」とするのではなく、ただただそのキャラクターに慰めてもらうシーンを妄想したのです。
そうすると、無理に前向きに捉えようとするよりも格段に、心が軽くなりました。
驚くことに、どんな病院に行ったり本を読んだりするよりも、気持ちが和らぎました。
それからしばらく、そのキャラクターにいろんな「慰めの言葉」や「愛のある言葉」をかけてもらうのを続けていました。
自分の発想に「制限」をかけていたもの
ある日、私はいつも通り妄想をしている最中に、「キャラクターにかけてもらう言葉=自分が誰かに言ってもらいたかった言葉なんだ」と、ふと思いました。
その瞬間、「私は今まで自分の本当の気持ちに気付いてなかったのだ!」ということに、突然気付いたのです。
- 「可愛くなりたい」と思っていたけど、本当は「今の自分のままで可愛いと言ってもらいたかった」
- 「理不尽なことで怒られてムカつく」と思っていたけど、本当は「自分の頑張りを認めてもらえていないのが悲しかった」
- 「もっと頑張らなきゃ」と思っていたけど「これ以上頑張りたくなかった」
でもなぜ、私は本当の気持ちに気付くことが出来たのでしょう?
理由は明快でした。
私にとって「妄想」は「遊び」で、何の制限もなく自由な発想をしていたからです。
では逆に、
なぜ普段の生活では、自由な発想ができなくなっていたのでしょうか?
私は「そもそも何が自分の発想をセーブしていたのか?」「何が自分の本当の願いを見えなくしていたのか?」を深掘りしていくことを始めました。
そして、人は皆それぞれに、「この世界はこういったものである(世界観)」「自分はこういう人間である(キャラクター)」という「自分の中での設定」があり、それによって、発想の幅に制限が出来ているのだということに気づきました。
設定を変えると自動的に考え方も変わる
私は自分の持っている「設定」を見つめ直しました。
そこで気付いたのが
- 「設定」が、自分の思考に大きく影響する
- 「設定」は、過去の何かしらの経験をした時に、自分を守るために「設定」したもの
- 「設定」は、「思い込み」でしかない
ということです。
そして設定を見つめ直した結果、
あんなに変えられなくて困っていた「思考」が、勝手に変わって行ってくれたのです。
それも、「ネガティブ思考」から「ポジティブ思考」になった、というのではなく、
思考を「ネガティブ」「ポジティブ」といった「評価」をせずに、フラットに見ることができるようになり、
複数の思考の方向性を俯瞰して見て、自分の意志で「選択」できるようになったのです。
物語の作者として「自分の人生」の設定やストーリーを自由に創っていく、そんな感覚を持てるようになったのです。
そして、そんな風に考えることができるようになると、
- 自分の気持ち
- 自分の特徴(強み=弱み)
が、以前よりもはっきりと、明確に分かるようになっていったのです。
ずっと自分の心にかかっていたモヤが、すっきりと晴れていく感覚でした。
その後はあっという間で、自分の「本当の気持ち」と「強み(弱み)」を大切にしてあらゆる選択をしていくことで、ほとんど全ての悩みが解消されていき、メンタルの問題がなくなりました。
自分と同じ苦しみを抱えている人のためにできること
メンタルの問題を克服できてからは、好きなデザインの仕事に没頭する日々でした。
しかし、「自分と同じようなことで苦しんでいる人たちのために何かがしたい」という思いは漠然と持っていました。
そんな時に出会ったのが、師匠の「神馬豪」さんです。
神馬さんは、コンサルタントや士業の方を対象にしたマーケティングのコンサルをされている方です。
デザイナーとして働く中で、「お客さまの売り上げにもっと貢献できるデザインを作れるようになりたい」という想いが出てきた私は、前職の会社の社長のツテで、神馬さんのマーケティングの講座に参加しました。
そこで、その講座の「面白さ」に感動したのです。
神馬さんのマーケティング講座には「ゲーム戦略」という、ゲームが人を夢中にさせ、自然と行動したくなる仕組みが組み込まれていました。
- 「早く先が知りたい」とワクワクするような展開
- ステップが明確で、自分に今何が足りてないのか、何をすれば良いのか分かりやすい
- 抽象度の高いテンプレートで、大事な部分は外さずに自由な発想ができる
- 絵柄や例え話、ネーミングが個性的で面白い
「自分の経験をこんな形で講座にできたら、たくさんの人を助けられるかもしれない!」
そう思った私は、神馬さんの元で学びながら、自分の経験を他の人も再現可能な「メソッド」にまとめることを始めました。
なぜ「マンガ」なのか?
最初は、「マンガ思考®︎」というネーミングではなく、「しやすくメソッド」というネーミングで、つくったメソッドを知り合いに無料で試してもらいました。
その結果、
- うつ状態が続き死にたいとさえ思うくらい思い詰めていた人が回復し、会社を辞めて独立し好きな仕事に没頭できるようになる
- 恋人ナシの状態から1年も経たずに結婚し、さらに「全国を飛び回って仕事がしたい」という夢も叶う
- ずっと過去のトラウマから立ち直れずにいた人が前向きに考えられるようになる
といった成果を上げることが出来ました。
しかし、当時の「しやすくメソッド」では、ステップが複雑になりすぎており(なんと3時間の講座が12回!)、もっとシンプルに、分かりやすく出来ないものか?と頭を悩ませていました。
そんなある日、友人が私の家に遊びに来る機会がありました。
「今、こういうことをやっていて、何かもっと分かりやすく伝える方法がないかなって思ってるんだよね」と話していた時に、ふと、部屋の本棚に目がいきました。
そこにあった「マンガ」「アニメ」のキャラクターグッズや雑誌を見た瞬間、閃きました。
「私がやってること、マンガという言葉でまとめると分かりやすそうだぞ!」と。
そこから、「しやすくメソッド」から「マンガ思考®︎」に名前を変えて、メソッドを整理し直したところ、とても分かりやすくまとめることが出来ました。
「マンガ」を選んだ理由
- 自分の人生のストーリーを創っていく過程と、マンガを創っていく過程は似ている
- 絵を描くことで、文字だけでは表すことが出来ない気持ちを表現することができる
- 多くの人にとって「マンガ」=「娯楽」という前提になっているので、文章を描くより自由な発想が出てきやすい
最初は自分の知り合いにのみ提供していた「マンガ思考®︎」ですが、体験した方々が「良いものがあるよ!」と広めてくださったおかげで、2020年〜2022年7月現在までで、延630名以上の方々に、講座やワークショップにご参加いただきました。
一人でも多くの方の心のしんどさをなくし、生きやすくなっていただけるように、これからもノウハウを改善・バージョンアップしていく予定です。
プロフィール

- 1989年1月3日生まれ
- 鹿児島県伊佐市出身(漫画家の井上雄彦さんと同郷)
- 大阪教育大学 教養学科 芸術専攻卒業
- 学芸員資格保持
- 宅地建物取引士試験合格(今後何か役に立つだろうか、、)
- 好きな食べ物&飲み物はタルト、和菓子、ほうじ茶
- 嫌いな食べ物&飲み物はモツ、アルコール、子持ちししゃも
- 二次元大好き、今ハマっているマンガは「SPY×FAMILY」と「Dr.STONE」
- 推しはうたプリの聖川真斗さま
- 小説は日常ミステリーもの(人が死なないミステリー)が好き(作家だと坂木司さん、はやみねかおるさん)
- 音楽が大好きで、一番好きなのはBUMP OF CHICKEN
- カラオケも大好きで一人カラオケにもよく行く
オフィスしやすく 事務所概要
屋号 | オフィスしやすく |
代表者名 | 寺田彩乃 |
お問い合わせ | info@sheyasque.com |
事業内容 | マンガ思考®のワークショップ・講座、マンガ思考®コーチング、デザイン、コンサルティング |
所在地 | 〒 604-8187 京都府京都市中京区御池通東洞院東入笹屋町436 永和御池ビル606号 |