愛しているからこそ、離れるという選択 ー 与沢翼さんの“底つき体験”に見る、依存症と家族のあり方

ノラッチ

こんにちは!
カウンセラーの
能政彩乃です

実業家として一世を風靡した
与沢翼さんが、

4月18日、Twitterにて
「覚醒剤を使用していた」
と自ら告白しました。

配偶者さまと
「離婚」の危機にあり、

お子様とも離れて
暮らすこととなり、

覚せい剤を辞めきるために
SNSに投稿をされた
とのことでした。

それはまさに、

依存症回復の世界で
よく語られる
「底つき(ボトム)体験」
だったのだと思います。

目次

“底をつく”ことでしか見えないもの

依存症とは、

理性だけでは
止められない“病”です。

「やめようと思えば、
いつでもやめられる」

幻想であり、

本人の意志だけでは
コントロールできないほどに、
脳や心に深く根を下ろします。

だからこそ、
「すべてを失うかもしれない」
と感じるほどの体験
が、
回復の第一歩
なることが多いのです。

逆に言えば、

それほどまでにインパクト
のある体験が起こらないと
止めることが
頭に浮かばない
のが
依存症の怖いところなのです。

自分が依存症である
という自覚すらない

ことが少なくありません。

覚醒剤や薬物に限らず、
アルコールなどでも、

依存症は「否認の病」
言われるほどに、
依存症患者自身は
自覚がないのです。

イネイブラーとは?「助けているつもり」が、逆効果になるとき

依存症の問題では、
「イネイブラー(enabler)」
という言葉がよく使われます。

これは
「依存を続けられるように、
無意識のうちに
手助けしてしまっている人」

のことです。

例えば:

  • お金の無心に応じてしまう
  • 嘘をついて本人の行動を隠してあげる
  • 問題が起きても見て見ぬふりをする
  • 「きっと今回は大丈夫」と何度も信じ続ける

これらは一見
「優しさ」「愛情」
のように見えます。

しかし、それによって
本人が現実に
向き合う機会を奪い、
回復のタイミングを
遅らせてしまう
のです。

愛があるからこそ、離れるという選択

「依存症の人を
見捨ててはいけない」

と思う方も多いでしょう。

その気持ちは
とても自然なものです。

しかし、

本当の意味で“支える”とは、
本人が自ら立ち上がるための
スペースを与えること
でもあります。

時には、
「もう無理だ」
「一緒にはいられない」
距離を置くことが、
愛の形となる

こともあるのです。

与沢さんのケースでも、
奥様との別居がなければ
彼が覚醒剤を止めると
決意することはなかった
可能性が高いです。

その意味で、
彼のパートナーもまた、
苦渋の中で愛を持って
“手放した”のかもしれません。

依存症は「一緒にいること」だけが愛じゃない

依存症は、
本人だけでなく、
家族やパートナーの人生も
蝕んでいきます。

「どうしたらこの人を
救えるのか?」

と悩む方ほど、

イネイブラーになってしまう
危険があるのです。

でも、
「一度離れること」や
「NOと言うこと」もまた、
大切な選択肢の一つ。

依存からの回復には、
「距離」や「喪失」も、
時に必要なプロセスなのです。

愛しているからこそ、
一緒にいられないことがある。

その決断が、依存症回復への
光となることもある。

依存の原因となる「孤独感」や「欠乏感」は他人に満たしてもらうことはできない

与沢さんが、

YouTubeの動画でご自身の
「トラウマ」について
お話しされていました。

与沢さんのお話から、
ご自身の抱えてらっしゃる
見捨てられ不安から
配偶者の方に依存されていた
ことが伺えます。

そして、今、
一人になったことで、
彼は「やっぱり誰も
信じられないんだ」

思ったかもしれません。

しかし、実は、

「他人はもう頼れない。
自分だけしか自分を
守れないんだ。」

他人からの愛を
あきらめた時
にこそ

人は自分自身と
本当の意味で向き合う
ことができるようになります。

今、与沢さんは、
自分自身と本当の意味で
向き合う新しいスタートを
切ることができた
のだと
思うのです。

全くの赤の他人ですが、
与沢さんの人生の
新たな章のスタートを
応援しています。

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