「夫（妻）といると疲れる、自信がなくなる、、、」その原因は「サイレントモラハラ＝受動的攻撃性」かも

こんなことでお悩みの方はいませんか？

わかりやすく攻撃的な「モラハラ」タイプのパートナーに悩む方は多いです。

しかし、それと同時に、「モラハラというわけではないのかもしれないけどなんかうちの夫（妻）と一緒にいると疲れる、、、」と違和感を感じることで悩んでいる方もいらっしゃいます。

実は、典型的なわかりやすい「能動的なモラハラ」ではない、一見モラハラには見えないような、「受動的なモラハラ＝サイレントモラハラ」があるということをご存知でしょうか？

サイレントモラハラ「受動的攻撃性」とは？

「受動的攻撃性」とは、表立った怒りや不満を直接伝えるのではなく、回避的な態度や消極的な行動を通じて現れる攻撃的な性格傾向のことを指します。

たとえば、無視をしたり、わざと約束を破ったりすることで相手を傷つけるような行動です。

受動的攻撃性を持つ人は、自分の感情を適切に表現するのが苦手なため、攻撃的な行動が間接的な形で現れます。

これが、パートナーに「一緒にいると疲れる」と感じさせる原因になることがあります。

「サイレントモラハラ / 受動的攻撃性」チェック

夫や妻について、以下の質問に答えてみてください。

当てはまる項目が多いほど、相手に受動的攻撃性の傾向がある可能性が高いです。

受動的攻撃性チェックリスト

結果の解釈

1～4個当てはまる：多少の受動的攻撃性の傾向があるかもしれませんが、まだ軽度です。注意深くコミュニケーションを取りましょう。

4～8個当てはまる：受動的攻撃性が目立つ傾向があります。相手との接し方を見直し、自分を守る方法を考えましょう。

9個以上当てはまる：相手の受動的攻撃性が深刻で、関係に悪影響を及ぼしている可能性があります。専門家のサポートを検討してください。

受動的攻撃性を持った人への対策をしないとどうなるか

受動的攻撃性を持った相手に対して何も対策をせずに放置していると、

以下のような問題が起きる可能性があります。

受動的攻撃性を持ってる相手への対応のしかた

受動的攻撃性を持っている相手への対応の仕方には2つのポイントがあります。

1つ目には、感情をコントロールし、毅然とした態度を保つこと

２つ目には、相手との距離を置くこと

です。

1.感情をコントロールし、毅然とした態度を保つ

相手はあなたが怒ったり、動揺したりすることで、自分の受動的攻撃に効果があると学習してしまいます。

そのため、相手の皮肉や批判に反応せず、冷静で毅然とした態度を取りましょう。

あなたが相手の行動や態度に一切左右されない（影響されない）ことで、相手は「自分の受動的攻撃が効かない」ことを学習します。

2.相手との距離を置く

受動的攻撃性を持つ相手との関係が長期的に続くと、あなた自身が精神的に疲弊したり、ストレスが蓄積してしまうことがあります。

特に相手が変わろうとせず、あなたの努力だけでは状況が改善しない場合、物理的・心理的な距離を置くことが有効な選択肢になります。

具体的な距離の置き方

1.物理的な距離を置く

別々の空間で過ごす時間を増やす：たとえば、家庭内でも自分だけの空間を確保し、相手と距離を取る。

実家や友人の家に一時的に滞在する：相手と完全に離れる時間を作り、自分の気持ちを整理する。

2.心理的な距離を置く

期待をしない：相手の行動や反応に対して期待しないことで、失望やストレスを軽減する。

必要以上に関わらない：話し合い以外の場面で、相手に深入りするのを避け、淡々とした対応を心がける。

感情をコントロールする：相手の言動に反応せず、「私は私」というスタンスを貫く。

3.コミュニケーションを減らす

必要最低限の会話だけにする：感情的なやりとりや議論を避け、情報共有に留める。

テキストやメールでのやりとりに切り替える：直接の対話を減らし、冷静なやり取りを優先する。

距離を置くことで得られるもの

冷静な視点：相手と離れることで、問題の本質や自分にとっての優先事項が見えてきます。

自己回復の時間：自分の心と体を癒すための時間を持つことで、ストレスを軽減し、元気を取り戻せます。

新しい可能性の模索：距離を置いた状態で、自分の人生にとって最良の選択肢を冷静に考えられるようになります。

最も大切なのは「自分の人生を生きる」と決めること

夫や妻が受動的攻撃性を持っている場合、その行動や言葉に振り回され、いつの間にか自分の人生の主導権を失ってしまうことがあります。

しかし、本来、あなたの人生は自分自身が舵を握るべきものです。

夫がどうあろうが、妻がどうあろうが、自分は自分の人生を生きると決断することが、何よりも大切です。

なぜ「自分の人生を生きる」ことが重要なのか

1. 相手の「支配」に巻き込まれないため

受動的攻撃性を持つ相手は、相手を動揺させたり、罪悪感を植え付けることで優位に立とうとします。

たとえば、皮肉を言ったり、わざと無視をするような行動で、あなたを不安や混乱に陥れることがあります。

この時に相手の行動や言葉に過剰に反応し、振り回されると、相手に自分の感情がコントロールされてしまいます。

「自分が悪いのかも」「もっと頑張らなければ」と思い込むことで、相手に支配され、心が消耗していきます。

自分の人生と相手の人生を切り離すことで、相手の言動に左右されず、「それはあなたの問題であって、私の人生には関係ない」と毅然とした態度を取ることができます。

これにより、相手の支配から脱却し、自分の軸を保つことができます。

2. あなた自身の価値を取り戻すため

受動的攻撃性を持つ相手との関係では、相手が直接否定していないように見えても、皮肉やあてつけ、冷たい態度によって、あなたの自己肯定感がじわじわと低下していく可能性があります。

相手の態度に「自分がダメだからこういう扱いを受けているのでは」と考え、自己否定に陥りやすくなるのです。

その結果、自己価値や自己肯定感を相手の態度に依存してしまいます。

相手からの態度に左右されず、自分で自分の価値を認められる自分になることが大切です。

3. 自分のやりたいことに時間を使うため

受動的攻撃性を持つ相手は、あなたとの心理的な境界を曖昧にし、自分の問題をあなたに押し付けることがあります。

たとえば、「君がこうだからこうなった」と責任を転嫁したり、無言のプレッシャーをかけてきたりします。

境界線を侵害されままだと、相手の問題や感情に過剰に関与してしまい、いつの間にか相手の人生を背負っているような状態になります。

これにより、自分の時間やエネルギーが奪われ、本来やりたいことを犠牲にしてしまいます。

自分の人生を生きることで、「それはあなたの責任」と冷静に境界を引き、自分が背負うべきでない問題を手放すことができます。

この結果、自分の人生に必要なエネルギーを取り戻し、自分のやりたいことに集中できるようになります。

4.子どもや周囲への影響を最小限にするため

もしあなたが受動的攻撃性を持つ相手に振り回され続けると、そのストレスや疲労感が子どもや他の家族にも伝わり、家庭全体の雰囲気に悪影響を及ぼします。

家庭内での緊張感が高まり、子どもは「お母さんがいつも疲れている」「お父さんがいつもイライラしている」と感じ、情緒面で不安定になることがあります。

自分の人生を生きることで、自分の軸を保ちながら、家庭内での健全な雰囲気を作ることができます。

子どもに対して「人は自分らしく生きるべき」という大切なメッセージを行動で示すこともできます。

あなた自身が幸せであることが、すべての基盤になります

受動的攻撃性を持つ相手に振り回されると、いつの間にか「相手を変える」ことが自分の使命のように感じられることがあります。

しかし、真実はシンプルです。

相手がどうであろうと、あなた自身が幸せであることが、あなたの人生の最優先事項なのです。

まとめ

あなたの人生は、誰のものでもなく、あなた自身のものです。

相手の受動的攻撃性に振り回され、感情や行動をコントロールされる必要はありません。

あなたの未来や幸せを、他人の態度や言動によって奪われることは、決して許されないのです。

自分の人生を生きることは、逃げではありません。

相手との境界線を引き、相手に左右されずに自分の人生を生きることは、「逃げ」でも「薄情」でもありません。

むしろ、自分の足で立ち、自分自身を大切にすることで、どんな相手とも対等に向き合う力を育むことができ、最終的には、妻や夫を始めとした周りの人たちにもポジティブな影響を与えることができます。

あなたを幸せにできるのは夫でも妻でもなくあなただけです。

夫や妻がどんなにあなたを愛していても、あるいはどんなに期待を寄せていても、その人があなたの幸せのすべてを保証することはできません。

逆に、相手が冷たかったり、受動的攻撃性を持っていたとしても、あなたが幸せを感じる力を奪うことは、本来できないのです。

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