子育てという名のアート鑑賞
こんにちは!
マンガ思考カウンセラーの
能政彩乃です^^
この写真、おわかりいただけるだろうか・・・。
我が家にあるトランポリンを、
2歳の子どもがハサミでチョキチョキ
してくれました。
見つけた時はびっくらこきましたが、
わたしは、子に感謝してます。
「そっか・・・トランポリンを
チョキチョキしてはいけない!
というのは、わたしたち大人の感覚。
何も『タブー』のないこの子には、
どんなものでも工作の材料になるのだ!
わたしは、思ってる以上に
多くの『タブー』を意識して、
それを『やらないように』
生きてるかもしれない。」
そんなことを気づかせてもらったからです。
もちろん、条件反射的に
そう思えるわけではなく、
見つけた瞬間は
「ぎゃー!!!!!!!!
どうしよ!!!!
カバーだけとかって売ってたっけ?!
修理どうしよう?!」
となりましたが、
驚いているわたしに向かって、
切って開いた穴に手を突っ込みながら
我が子が満面の笑顔で言った、
「ここはねー、ポケット!(ドヤ!)」
という創作意図の説明で、
「この子天才かも!!!」
と親バカスイッチが入りました笑。
我が子の作ったアートだと思うと、
切った跡が味わい深いものに見えてきます。
このままだと洗濯ができないので
おそらく近々修理はしますが、
こうやって記念に写真を撮っておこう、
という気持ちになります。
もちろん、人様のものを傷つけてしまうのは
避けなければならないことですが、
それを理由に子どもの「創作意図」まで
否定するのはちがうなぁと。
なので、
「〇〇くんは、ハサミ使うの上手だね。
でも次に何かを切りたくなったらまず、
『これは切っても良いものですか?』
って聞いてくれる?
切られると困るものがたくさんあるから。」
とお願いしました。
子育てって、自分の想定の範囲外のことが
本当にたくさん起こります。
わたしが親の立場になってから、
「美術をやってて良かったなぁ」と思うのは、
それらの「想定外」さえ「アート」として
楽しむ目を持ててることです。
また、「想定外」だけでなく、
「毎日同じことの繰り返し」があることも
子育ての日常ですが、
その「同じことの繰り返し」の中にも、
面白さや美しさを見つける。
そういう目を持ててることも、
美術をやってきたことが大きいなと思います。
どうしても子育てする中で、
「何か子どもにとって意味のある、
未来を良くするためのことを
してあげなければいけない」
と思ってしまうことって、
多いんじゃないかなと思います。
それで、
「自分って親として子どものために
ちゃんと親を出来てるのかな」
って不安になったりすることも
あるんじゃないかな。
でも、実は、
何か「特別なこと」をしてあげなくても、
子どもの一挙一動を、
「アート」だと思って、
「親」ではなく「1人の人間」として、
目の前の瞬間を楽しんでたら、
子どもは勝手に、自分のアートを
どんどん探究していくんじゃないかな。
そう思って、今日も子育てという名の
アート鑑賞を楽しんでいます。
※惚気です
切られたトランポリンの写真を
LINEで送ったら
「彼にとっては工作なんだろう」
「修理できそうなお店あるから電話しとく」
と返信してくれる夫は
最高のスパダリだと思います^^